弁当屋

さすがに仕事ではそうならないように常に意識しているけれど、段々歳を取ってくるにつれ、新しいことをはじめるのが億劫になってくる。例えば通勤時間や通勤ルート、付き合う人、そして食べる物。

普段、昼食は外に食べに行ってるけど、
「刺身ならここ、洋食ならあそこ、イタリアンなら、、、」
と、段々と行く店のパターンが決まってきていることを薄々感じていた。

食事がルーチン化するのはもったいない、と新たなパターンを模索しようと思った矢先、ふと会社の前に弁当屋が売りに来ていることを思い出した。今まで見向きもしなかったけど、物は試しと思い、どんな弁当を売っているのか、ちょっとのぞいてみる。

カツ、カレー、ハンバーグ、と売っている物はまぁ普通の弁当だけど、安い。比較的どこの店も平均単価が高い町なので、外食すると平均千円ぐらいはかかってしまうけど、弁当だとその半額の500円で済む。

試しにハンバーグ弁当を買って食べてみた。味はコンビニ弁当とそう大差ない、ごく普通の弁当。ただ防腐剤が使われていないから、コンビニ弁当よりも何だか安全なような気もする。しかも、インスタントとはいえ味噌汁もついていたので、ちょっと満足度が高い。

弁当の原価はおよそ60%ぐらいだと聞いたことがある。だとすると500円弁当屋だと300円、つまり一個当たりの利益は200円ぐらいだろうか。ちらっと見た限り、50食ぐらい持ってきているみたい。200 x 50=10000円の利益。20日で20万円。昼の一時間で稼ぐ金額としては悪くないんじゃなかろうか。

今日は寒かったし、傘を持っていない人も多かったみたいなので、30分程度で売り切れたみたい。売るほうはたいへんそうだけど、買う方としてはありがたい。

弁当生活は魅力的だけど、それだとちょっとあまりにも保守的かもしれない。でも今日みたいに寒い日や雨の日には保守的でもしょうがない、とちょっとひよってしまう。