頑張らないですませる努力

今日はクリスマスイブの前日なので、どこに行ってもクリスマスセール一色になっている。年に何度もないチャンスを逃してなるものか、という売り手側の鼻息が凄く感じられる。決して嫌いな空気じゃない。活気が感じられて、むしろ好きかも。

クリスマスのような「その日」であることに価値があるイベントの場合、何があっても絶対にリスケする事が出来ない。そのため、そのイベントにあわせて何かを実施する場合には、いかにリスクを最小化するかに頭を絞る必要がある。

言われ仕事をやっているだけの人は別だけど、他人を使ってプロセスを回していく立場の人間にとっては、こういった「絶対」を求められる修羅場・イベントは、すごく成長できる絶好のチャンスだと思う。

普段の200%ぐらいの力を瞬間最大風速的に出すことによって、ちょっとしたピークであれば乗り切ることは出来る。しかし500%、1000%が求められるような場合にはどう頑張っても出来ない。「別のやり方」を死ぬ気で考える必要がある。

学生時代、某ハンバーガーショップで働いていた。結構長くやっていたため、レジ打ちから調理までおよそ全部の仕事が出来るように。フロントとバックの両方の勘所がある人間は重宝されたのか、お昼時のピーク時間には、注文と在庫のコントロールのような仕事を任されていた。

そのポジションでは、レジで注文された商品をただ単に調理場に伝えるだけではなく、注文状況や何となくの空気を読みながら、作り置きの量を調整することが求められる。「注文されてから調理」する数をいかに減らすかということを意識しつつも、廃棄を減らすため、作り置きとなっている時間を最小化するという、ある意味ばくちのようなセンスが必要とされていた。

かなりコスト意識が高いオーナーだったため、いつもバイトの人数が明らかに足りない。普通にやっていたらその時の人数では絶対にこなせない量の注文が来る。この時の経験を通して、「膨大な量の注文を既存の人数でどうやってさばくか」というオペレーションの視点ではなく、「どうすればさばくことができるか」という視点で考えられるようになった。

ブラック企業の代表格として、ワタミやユニクロの名前が挙がることが多い。残業が300時間、400時間を越えて過労死したりと、ほんとうの数はわからないけど、ひどい目に遭っている人が多いような印象を受ける。直属の上司ぐらいだとどうだかわからないけれど、トップのあたりは案外、バカ正直にそれだけの時間はたらくということを求めているのではなく、それを実現するためにどうすればいいかを考え抜き、ブレークスルーを起こすことを期待していたりしないだろうか。そう期待するのは間違いだろうか?