食間に飲むよう指示された薬を食後に飲むとどうなる?

何だかはっきりしない天気が続いているせいか、家族全員ずっと風邪を引きずってしまっています。

風邪を治す薬は存在しない。もし作ることができたらノーベル賞ものだ。そんな話をどこかで見たことがあります。薬で風邪を治すことはできず、症状を緩和することしかできないそうですね。ただ、直接治癒に繋がるものじゃないにせよ、鼻づまりや咳を押さえて早く寝るために、寝る前にだけ飲むようにしています。

うちの嫁は、葛根湯を昔から愛用しているらしいんですが、葛根湯はふつうの風邪薬とは違って食間に飲むものなんですね。先日、「食事の前に葛根湯を飲むのを忘れた。飲まないよりは飲んだ方がまだマシよね」と言って食後に飲んでいたんですが、ほんとにそうか?と、ちょっと気になりました。

少し調べてみたところ、普通の風邪薬が食後、それも出来れば30分以内に飲むことを推奨されているのは、風邪の各症状を緩和する作用が胃酸の分泌も押さえてしまうため、もっとも胃酸を必要とするタイミングで薬の効果が出始めるのを防ぐためだそうです。もっともこれは市販薬だけの話で、薬局で処方される医薬品の場合は、胃荒れを防ぐ成分も含まれているそうです。

葛根湯のような漢方薬の場合、胃荒れを引き起こす成分は含まれていません。そのためいつ飲んでも害は無いですが、もっとも効果を発揮するのは胃が空っぽの時、つまり食間ですね。だから、食事の前に飲むにしてもおよそ一時間以上は前に飲まないと食事の消化に邪魔されてしまい、ほとんど効果が無いようです。

だから、別に食間を指定された薬を食後に飲んでも害はないですが、効果も無いので、結局は飲む意味も無いと言えます。

もちろん処方薬の場合には薬効も強く、また理由も効果を最大化することだけじゃない可能性があるので、素人の勝手な判断は禁物です。念のため。