自分の書いた文章を、面白く感じられるようになるための第一歩

文章力を付けたい。どうも定期的にそう感じるサイクルがやってくるようです。そういえばこのブログを書いてみようと思ったきっかけも、自分の考えを文章としてまとめるのが苦手だったのを何とかしたい、そう思ったのがはじまりだったような気がします。

最初はとにかく数をこなさないといけない。質はその後から付いてくる。そういう意見をあちこちで読みました。だから最初は、内容はどうでもいいので、毎日更新することだけを目標に書いてみました。これは数ヶ月ぐらい毎日継続できたのでクリア。

その次は、質を高めるということを意識して書くようにしました。でも、ブログが続いたのはそこまで。こんな内容じゃダメだ。そう思ってボツにする文章がドンドンと増えていき、そのうち挫折してしまいました。

ライティングマラソンにチャレンジ

文章力を高めたい!という意欲がまた高まってきた今。文章力を上げるために、参考になりそうな書籍やネット記事をまた読むようになりました。

色々な記事を読んでいた中で、自分の書く文章は価値がない」を抜け出すライティング・マラソンという方法←自己検閲を振り切って書きなぐるために という記事でライティングマラソンというテクニックを見つけました。

ライティングマラソンとは、1セット10分〜15分という制限時間を設け、その間は誤字や論理のおかしさなどを一切無視して、ひたすら思い浮かんだことを文字として吐き続ける。書けることがなくなってしまったら、書けることがなくなってしまったということを文字にして、とにかくひたすら書き続ける、という手法です。

これが、自分にはしっくり来ました。この感じを言語であらわすのは難しいんですが、「ついに手がかりを見つけたぞ」というのが近いでしょうか。

文章力をつけるには書き続けないといけない → でも自分の文章を面白いとまったく思えない → だから書けない。書きたくなくなる。

こういう負のサイクルが回ってしまっていた自分にとっては、とにかく何でもいいから制限時間いっぱい書き続けるという、ライティングマラソンのメソッドがピッタリはまったような感じがします。

「面白い文章」とは?

自分で自分の文章を面白いと感じることができない(当然、他人が読んだらもっと面白くなかったはず)。その理由は、「自分にとって面白いと感じる文章は何か? どういうものか?」ということが明確になっていなかったからでした。

自分が知らなかったことについて書いているもの。「知らない」を「知ってる」に変える文章。そういった知識欲を満たすような文章を「面白い文章」と考えていたのかもしれません。確かにそういう文章も「参考になる」ですし、それを「面白い」と感じる人も多いでしょう。でも少なくとも自分にとっては、それは「面白い」文章ではなかったんです。

いや、この表現は正しくないです。正確に言うと、他人の書いた「知らない」→「知ってる」に変えてくれる文章は面白い。でも自分が書く文章の場合は、自分は既に知っていることなので、それを書いても自分にとって「面白い」とは感じられない。これが自分の文章が自分で面白く感じられないモヤモヤの正体だったのではないかと。

ライティングマラソンのように、連想した事をひたすら文字にして書き続けるということをやると、それまで自分でも思っていなかった考えが飛び出してきたりして、意外な発見があります。また、その考えに至るまでの自分の思考のプロセスのようなものが全て残るため、どこをどう通ってそこに到達したのかが、よく分かります。

昔、会社の朝会で回ってくるスピーチが苦手で、まあ今でも苦手のままですが、それを何とかマシにしようと思い、とある話し方教室の一日集中講座というものに参加したことがあります。そこで指摘されたのが、

あなたのスピーチは話す事についての分析になってしまっている。
それについてあなたはどう思うのか?
話す相手はそれを知りたい。

ということを指摘されたことがあります。その時はあまりきちんと理解できていなかったんですが、今ならわかります。

自分・他人のどちらであっても、自分が「面白い」と感じる文章は、その文章で取り上げている事柄について、筆者がどう捉えて、どう考えているか。それが見えている文章を「面白い」と感じます。

ライティングマラソンという手法を知ったのは昨日なので、この手法を使って文章を書くのはまだ2回目です。でも、書いた文章を自分で読み返して見てもそんなに破綻した内容にはなっていません。また書かれた文章を見ても、「面白い」はまだまだ不十分ですが、少なくとも自分の文章が嫌じゃなくなっています。

これは大きな一歩です。

文章を書くのが好きではない。でも好きになりたい。

こういう感覚は、元々文章を書くのが得意だったり好きだったりする人にはわからない感覚かもしれません。でも自分もようやく、文章を書くという行為が好きになれそうな予感がします。