ツールとしての文章と、目的としての文章

文章術について悩み、色々な本や記事を読んできました。その結果、

  • 何か目的やメッセージがあり、文章はそれを実現するためのツール
  • 文章を書くことが目的そのもの

の二種類のケースがあり、文章術やブログ術の多くが前者を対象にしたものだということを理解しました。特にプロ志望の人を対象にしたものは、ほとんど全てです。

前者を目的とした文章の場合、言いたいことをあらかじめ明確にしてから書け、読む人の立場で書け、などなどのコツが書かれており、確かにそれ自体は納得できることばかりですし、書かれた文章も読者にとって「面白い」と感じる文章になるんだと思います。

ただ、その文章、書いている人自身は「楽しい」と感じられるんでしょうか?

アフィリエイトブログやあるいは何らかのブランディングなど、何か別の目的があって、文章はそれを実現するための単なるツールであれば、文章を書くことやその内容で楽しむ必要なんてありません。だからそれが目的だったら、読者のことだけを考えた文章でいいんだと思います。

ただそれだと、書くという作業の中で、自分でも気づいていなかったことを発見できた。モヤモヤしてよくわからなかったことが、文章を書くことでスッキリ整理された。書くこと自体を楽しむことはできません。

ちまたの文章術を読んで、その内容を理解や納得はできるけど、何だかしっくりこない。そのモヤモヤした感覚は、その目的が自分とは違っていたからだということに気づきました。世の中・他人に対して何か伝えたいことがある人はまた別なんでしょうが、自分のように特にそういうものが無い人間にとっては、

そもそも伝えたいことがない。だから、文章を書くことで他人に伝えたいことも無い。

わけです。「何かを伝えることを目的とした、ツールとしての文章」に関する記述がしっくりこないのも当たり前でした。

自分自身にとっての文章は、目的そのもの。書くことによって、色々なモヤモヤしていたものをスッキリさせたい。

確かに、読む人にとってはそれは「面白い」文章ではないかもしれませんが、他人の前に自分自身がまず「面白い」と感じる文章で無いと、書く目的がなくなってしまいます。まずは自分自身が楽しいと感じられることを第一に、文章を書いていきたいです。