将棋に絶望してしまった

去年の年末休みから急に、将棋をやるようになった。小学生の時に友達同士でやっていたので駒の動かし方ぐらいは覚えていたけど、なぜやりたくなったのか、きっかけはよく覚えていない。

ただ、一度凝りだすととことんハマってしまう性格なので、冬休中はほとんど一日中、仕事が始まっても行き帰りの電車ではひたすら将棋の本で勉強。週末はiPadで将棋、あるいは将棋会館に将棋を指すようにまでなっていた。

おもにやっていたのは将棋ウォーズで、数ヶ月で2級にまで昇給できた。ほとんど初心者同然の状態からそこまで上がれたのは、我ながら勉強したなと思う。ただ一方で、相手の手をあんまり考えずについつい早指しをしてしまい、ボロ負けしてしまうことも多かった。

それでも何とか勝ったり負けたりをしていたけど、ある時、急に糸が切れた感じがした。将棋が強くなったからって何になるの? そういう声は始めた当初から聞こえ続けていたので特にどうこうということもない。ただ、何だかわからないけど、もう無理だ。そう感じてしまった。

そこからは早かった。
一気に冷めてしまった。月に何回か、会社の昼休みに時間が余った時にやることはあるけど、もうあの時の情熱は返ってこない。何なんだろう、これは。あんなに楽しく感じていた将棋が、カラーだった映像が白黒の味気ないものになってしまったかのように、一気につまらないものになってしまった。