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「特例的に1割に据え置き」された医療費窓口負担とは?

負担引き上げ判断、参院選後に棚上げへ 高齢者医療費 という記事があった。この中で、「特例的に1割に据え置かれている70~74歳の医療費窓口負担」とは何のことか気になったので調べてみた。

特例的に1割に据え置かれている70~74歳の医療費窓口負担について、安倍政権は7日、法律通りの2割にする時期の決定を、夏の参院選後まで棚上げする方向で調整に入った。2014年1月から段階的に2割にする案で与党内の慎重派を抑えようとしたが、選挙前に引き上げ時期を決めることへの反発が強かった。

高齢者医療費とは?

後期高齢者医療制度に関しては色々経緯があるみたいで、なかなか現状がどうなのかわかりづらい。定期的に最新の情報に更新されている 後期高齢者医療制度 5分で概要マスター が参考になった。

(後期)高齢者医療は、日本国内に住む75歳以上の全員と、前期高齢者(65~74歳)で障害のある者が対象となり、対象者が医療に掛かった際の自己負担割合は通常は1割、現役並みの所得者(課税所得145万円以上)は3割となっている。

本来であれば前期高齢者の半分(70~74歳)の現在1割負担の「医療費窓口負担」が、2013年4月から2割負担に引き上げられる予定だった。件の記事は、この引き上げが平成26年(2014年)1月からになる見通しということを言っているようだ。

「後期高齢者」つまり75歳になると、国民健康保険から「後期高齢者医療制度」に自動的に切り替わり、その保険料は個人単位で計算される(国民健康保険の場合は世帯単位で保険料が計算される)。その保険料は年金から自動天引きされる。

たとえ後期高齢者医療制度に切り替わったとしても後期高齢者の負担額は変わらない。わざわざ分けるようになったのは、現役世代と後期高齢者世代の負担関係が良くわからないため、医療費抑制の施策などがやりにくい構造だかららしい。そのため、後期高齢者だけを独立させて、医療給付を集中管理することになったようだ。

これまで他人事だと思ってあまり内容を理解していなかったけど、気になって調べてみると、なかなか興味深い。