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職務経歴書を書くときに、読む人のことを考えていますか?

お陰様で会社の業績が好調です。常に人出が不足してるため、およそ月に1〜2回のペースで求職者の面接を実施しています。

あまりにも・・・というレベルの人は人事ではねているため書類審査を通った人だけを見ているはずなんですが、面接官、つまりそれを読む人を意識していない職務経歴書を書いてくる人が非常に多いです。

良くある例としては、

  • 西暦と和暦が混在していて時系列がよくわからない
  • やったプロジェクトの案件名やカテゴリは書いてあるけど、肝心の業務の内容が不明
  • PMやリーダーといった役割の名前だけは羅列しているけれども、実際に何をやってきたのかわからない

など、職務経歴書はその名の通り「職務の経歴という情報」を伝えることを目的とした書類なのに、必要な情報がまったく不足しているものがとても多いです。

読む側は何を知りたいのか?

これは、面接を実施する側の視点で考えれば非常に簡単です。この人はどういう人なのか、これまで何をやってきたのか、自分の会社に来たら何をやれるのか? ということを読み取りたいと思っています。

読み手の視点が欠けている場合、必要とする情報がまったく不足しています。せっかくの面接の内容も、これまでの経歴を一から確認しなければいけないため、お互いにとって時間の無駄になってしまいます。

そのため繁忙期などスケジュールに余裕が無い時は、よほど幅広い業務を経験している(と思われる)場合を除き、残念ながら書類で落とすことも多々あります。書式なんてどうでもいいんです。実施したタスクとその内容を具体的に記載してもいいですし、あるいはもう少し抽象的な内容での説明であっても、まったく問題ありません。

なぜそうなるのか?

このことを実際に直接確認したことはありません。ただ、おそらく職務経歴書を書く目的をきちんと理解しておらず、書く側だけの視点だけで書き上げてしまってるのではないでしょうか。あたかも「TSUTAYAの会員証を作るには身分証明書の提示が必要」というぐらいの意識なのかもしれません。

書くことは自分のことを知ってもらうための単なる手段であり、相手に読んでもらって「自分を理解してもらうこと」が目的です。世間的に知られたよっぽど有名な案件じゃない限り、案件名を知っても何もわかりません。

あまりにも西暦和暦を混在して書いている人が多いので、サンプルとした人材紹介会社の記入例に問題があるのかも。ある箇所は例が和暦になっているから和暦で書き、また別の箇所は西暦になっているから西暦で書く、と思っているのかもしれません。

どう書くべきか

これは商品の販売などとまったく同じだと思います。「自分」という商品に価値を感じてもらい、買おうと思ってもらう。そのために必要な情報を伝える、ということが目的のはずです。

細部まで事細かく書けばいいわけではありませんし、具体的にどう書くべきかはケースバイケースではありますが、どういう情報をどう伝えれば自分の価値が伝わるのか、あるいは何を理解してもらいたいのかという視点で考えて書くべきです。

 内容が簡潔にもかかわらず情報が足りていない感をまったく感じさせず、むしろもっと深く知りたいと思う方には、比較的「デキル」人が多いです。面接自体も、書いてあることはもう既にお互いの共通認識とした所から開始できるので、より詳しい部分を深堀りして聞いたり、あるいは逆に求職者からの質問に対する回答の時間も長く取ることができます。

そもそもそこを理解して書いて来ている人は、面接で落としたことは無い気がします。