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映画館でアーティストを観てきた

半年ぶりぐらいに、久々に映画館で映画を観てきました。

実は マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 を観るはずだったんですが、開始時間を間違えてしまい、映画館に着いた時には既に始まってしまっていました。その代わりとして、たまたま開始時間が近かった アーティスト を観ることになりました。

事前知識がまったくなかったので、始まるまでまさか白黒で、かつサイレント映画仕立てだったとは思いませんでした。映画自体はストーリーは良くある内容で予想できる展開、結末でしたが、音がすごいです。厳密に言うと映画において音の果たす役割・影響を物凄く感じさせられました。

実際の音は基本的にはBGMだけで、効果音も台詞もありません。そのため、たまに無音になった時の緊張感が物凄いです。映画の途中でボリボリ・ガサガサ音を出している他の観客も含め、無音になった時には映画館全体が完全に無音になり、全体の一体感のようなものを感じさせられました。

当時の人達とは逆に、トーキーしか知らないでサイレントを観たわけですが、サイレントにはサイレントの良さがありますね。台詞はここぞと言うところでしか出ない上に台詞だけが画面に表示されるため、ほとんどの場面ではセリフ無しです。役者には演技力が求められますし、また観客側にも想像力やその時の状況を汲み取る力が必要とされます。

延々とサイレント映画だったので、最後に音声が聞こえた時には、サイレントしか見たことがない観客がトーキーを観たときの新鮮さや驚きのようなものを追体験出来たような気がします。

ただ、サイレントの役者はその圧倒的な演技力でトーキーでも活躍できないんだろうか? という疑問点は残りました。